城南保育園だより(2023.5)
2023.05.30
新緑の5月。園庭に張った日除けの寒冷紗が風で波打ち、その下では子ども達が嬉々として遊んでいます。今、子ども達の遊びの中でもブームなのはダンゴムシ探し。「おった、おった!」と子ども達の興奮ぎみな声が園庭の隅から聞こえてきて、非常階段下の日陰になっているところや、時には花壇まで土を掘り返しては、ダンゴムシを見つけて集めています。取るのが上手い子の真似をしてみたり、友達と一緒に餌を探したりと、毎日のように楽しんでいますよ。身近なダンゴムシへの興味から、自然や生き物の不思議さに興味を持ったり、ダンゴムシを通してお友達との関わりも深めていってほしいと思います。
高知市でも例年より早い梅雨入りとなり、外遊びが大好きな子ども達にとっては、ちょっぴりつまらない季節ではありますが、雨のおかげで野菜や植物が育つことや、かえるやかたつむりに触れ合えることなど、自然の楽しさや雨の恵みの大切さを伝えていきたいと思います。この時期は、気温の変化も大きく、寝冷えからおなかをこわすなど体調を崩しやすいので、十分に気を付けていきましょう。
【食育~楽しく育てておいしく食べよう~】
年中くま組さんがお山にびわを取りにいってきました!大きなびわの木にたくさん実がなっているのを見つけて、たくさん収穫してきましたよ。お山にはびわの他に、これから大きくなっていく梅、秋に収穫を迎える柿などの木があります。今はとっても可愛い赤ちゃんの実ですが、大きくなるのが楽しみですね。季節ごとの山の産物に触れ合い、今後も子ども達と収穫を楽しんでいきたいと思います。
また、先日園庭の鉢植えにくま組さんが植えたトマトの苗もとっても大きくなっていますよ。黄色い花が咲き、いくつか実もついています!これからの季節、雨と太陽の恵みを受けて赤いトマトになる日が待ち遠しいですね!
【5月のオーガニック給食】
5月のオーガニック給食は、春から初夏にかけての新鮮なお野菜が並ぶ献立でした。「有機野菜サラダ」にはスナップエンドウとトマト、それから「美味タス」という珍しいお野菜も。「美味タス」とは、外の葉はリーフレタスのようにしなやかで、内部は結球レタスのようにパリパリとした食感のレタスです。一般的なものに比べて苦味も少なく、食べやすいレタスでした◎また、「なすのはさみ揚げ」は、子どもたちが苦手な野菜なだけあって、最初は敬遠していた人もいましたが、えぐみも少なく、味付けが子ども向けだったこともあって完食する子どもたちもたくさんいましたよ♪お味噌汁にもお野菜がたっぷり。新玉ねぎは、お味噌汁に入ると甘味が増してよりおいしいですね!いろんなお野菜を口にする機会を作って、少しずつ味覚の経験値を増やしていければと思います。今月もおいしい給食、ごちそうさまでした◎